[Android] ドロップダウンリスト（Spinner）の作成方法-Androidアプリ個人開発者の実践的アドバイス集

ドロップダウンリストの作成方法と、選択した値の取得方法を紹介します。これらの実装には、Spinner（スピナー）とArrayAdapterを使用します。

Spinnerは、クリックすることでプルダウンで選択項目が表示されます。ユーザーにちょっとした項目を選択してもらいたいときに便利です。
  
<div class="separator" style="clear: both;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh-53n_FSamKQv2sqMbjS1an5IXEb-SbRxzJIs0k4cLd2xpjD7GbbxDJYHIHzNe2mDsT-HOvTgqYtXEhF1MLkEkuiTn5RXjE7gZeUbQLANho4J9wQ30NYh7q2MQpdPFj63EYLbsTaPZjdAe7ybgYBHvRhOz1rwZGMp62SrPu_6_lW2auss43kTXL5TQZQ/s1073/spinner.png" style="display: block; padding: 1em 0; text-align: center; "><img alt="スピナー表示" border="0" width="400" data-original-height="843" data-original-width="1073" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh-53n_FSamKQv2sqMbjS1an5IXEb-SbRxzJIs0k4cLd2xpjD7GbbxDJYHIHzNe2mDsT-HOvTgqYtXEhF1MLkEkuiTn5RXjE7gZeUbQLANho4J9wQ30NYh7q2MQpdPFj63EYLbsTaPZjdAe7ybgYBHvRhOz1rwZGMp62SrPu_6_lW2auss43kTXL5TQZQ/s400/spinner.png"/></a></div>
  
<br>
  
## Spinnerの選択肢を作成

`arrays.xml`を作成し、そこに選択する`item`を作成する方法を紹介します。arrays.xmlはレイアウトと同じように言語ごとに作成できるため、例えば英語版と日本語版を作成し、表示をロケールごとに替えられます。（他にもいくつか作成方法があるようですが、個人的には管理をするのにこれが楽だと思っています。）
  
以下は私の[日数計算アプリ](https://play.google.com/store/apps/details?id=io.github.hirotakatakayama.daychecker)に設置しているarrays.xml(ja)の例です。`string-array`に設定したnameを、後ほどSpinner用の`ArrayAdapter`に設定します。
  
```xml
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<resources>
    <string-array name="agoLaterItem">
        <item>日前</item>
        <item>日後</item>
    </string-array>
</resources>  
```
  
## ArrayAdapterでSpinnerのアダプターを設定
  
ListViewのアダプター設定とよく似ています。ArrayAdapter作成時に`Context`オブジェクト、配列リソースのリソースID（つまりは先ほどのarrays.xml）、テキストビューのリソースIDを指定します。ListViewと同じように、レイアウトを自分で作成しなくても良いわけです。

以下はフラグメント内でArrayAdapterを設定する時のkotlinコード例です。
  
```kotlin
val adapter: ArrayAdapter<CharSequence> = ArrayAdapter.createFromResource(
            requireContext(),
            R.array.agoLaterItem, android.R.layout.simple_spinner_item)
adapter.setDropDownViewResource(android.R.layout.simple_spinner_dropdown_item)
Spinner.adapter = adapter  
```
  
`setDropDownViewResource`メソッドは、Spinner内で表示される各アイテムのレイアウトを指定するために使用されます。ここではテキストのみを表示するため`simple_spinner_dropdown_item`を使用していますが、アイコンやイメージビューなどを含むより複雑なレイアウトを指定することも可能です。

## onItemSelectedListenerで選択肢が選択されたときの処理をする

選択肢が選択されたとき、`onItemSelectedListener`の`onItemSelected`メソッドが呼び出されるため、そこで選択された選択肢の文字列やポジションを取得できます。これもListViewとほとんど同じですね。

あとは何かのボタンのリスナー処理などでこのSpinnerの選択結果を適切に処理すれば良いです。
  
kotlinコード例を以下に示します。
  
```kotlin
Spinner.onItemSelectedListener = object : AdapterView.OnItemSelectedListener {
    override fun onItemSelected(
        parent: AdapterView<*>,
        view: View?, position: Int, id: Long
    ) {
        val spinner = parent as Spinner
        val item = spinner.selectedItem as String
        val spinnerPosition = position
    }
    override fun onNothingSelected(parent: AdapterView<*>?) {
    }
}
```

[Android] ドロップダウンリスト（Spinner）の作成方法

0 件のコメント:

コメントを投稿

このブログを検索

ラベル

自己紹介

人気の投稿

不正行為を報告

リリースしたAndroidアプリ